お客様から信号待ちから発進しようとしてもメーターの警告灯が点灯して前進しなくなったと連絡がありました。
走行できないのでロードサービスを呼んでレッカーで運ばれてきました。
入庫されてときはエンジンは始動して走行も可能な状態でした。
突然発進しなくなったのでお客様もパニックになってメーターのランプと動かなかったことくらいしか記憶にありませんでした。
お車を預かって2日間試運転を繰り返しましたが走行にはなんの問題なく、エンストも起こすことはありませんでした。
エンジン不調ということで診断機で点検しましたがエラーコードはありません。
バッテリーやセルモーター、オルタネーターの点検をしましたが問題ありませんでした。
エンストの可能性が高いのでスロットルバルブとスパークプラグを点検しました。
スロットルバルブは多少の汚れがあり、スパークプラグは走行距離が7万キロ近いため電極の摩耗が見受けられました。
お客様に了解を得てスロットルバルブの清掃とスパークプラグの交換を実施、試運転で問題ないことを確認して返却させていただきました。
お客様が引き取られてすぐに不具合が再発し戻ってみえました。
もう一度お預かりして試運転をすると症状が出ました。
通常ならアイドリングストップ状態からブレーキペダルを離すとエンジンが始動しますが、ピーという音と同時にメーターにバッテリーとオイルランプが点灯してエンジンは始動しませんでした。
シフトをニュートラルに入れスタートボタンを押すと始動して走行可能はとなりました。
他メーカーでもアイドリングストップからの再始動しないトラブルは経験したこがないためホンダのサービスへ問い合わせてみました。
ホンダのNシリーズではよくあるトラブルだそうでセルモーターが原因で再始動しないそうです。
セルモーターとカットリレーを交換すれば解消するとのことでリビルト品のセルモーターを使用して交換しました。
アイドリングストップ車はECUにセルモーターの始動回数を記憶しているため診断機でのリセットが必要です。
交換後に試運転を実施し問題がないことを確認して修理完了となりました。
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