ドアロックが解除しないということでお客様がリモコンキーを持参してバッテリー交換にみえました。
リモコンボタンを押すとランプは点灯するのでリモコン以外の原因の可能性があり現場へ行ってみました。
車両のバッテリー上がりのようでバッテリーブースターを使用してエンジンが始動しました。
バッテリーは1年前に交換済でラジオをつけっぱなしだったかもしれないということだったのでチャージのみで帰社しました。
翌朝はエンジンが始動して普段通り使用されましたが、エンジンを止めた3時間後に再びエンジンが始動しなと連絡がありました。
前日と同じようにバッテリーブースターで始動してその場を離れましたが走行中にエンスト。煙が出たと連絡がありました。
お客様はオーバーヒートではとないかと言われましたが警告ランプは点灯しておらずエンジンは始動するも不安定ですぐにエンストしました。
工場で確認するとエアコンコンプレッサーからオイルが出たようでマフラーに付着しておりました。
エンジン回転中にエアコンスイッチがオフにもかかわらずコンプレッサーは常に作動しておりました。
白煙の原因はエアコンガスの圧力が上がり過ぎてコンプレッサーからクーラーガスが噴出したようです。
エンジンが不安定になったのもコンプレッサーが駆動してもアイドルアップがしない状態だったためでした、
エンジン停止後バッテリーのマイナスターミナルを外し再接続するとコンプレッサーのマグネットクラッチが入る音がしました。
エンジン停止中にもかかわらず電圧がかかっているようです。
配線図を見るとバッテリー電圧はエアコンリレーを通ってマグネットクラッチにかかります。
エアコンリレーはエアコンスイッチをオンすることにより作動しますがオフでも作動するということはリレーの固着ということです。
エンジンルームのエアコンリレーの交換とバッテリーの充電、抜けたエアコンガスの補充で修理完了となりました。
この手のエアコンリレーはオンにならない不具合が多いようですがオフにならないのは珍しい不具合でした。
1個の不具合でバッテリー上がり、エンスト、白煙と複数の不具合になったトラブルでした。
お電話でのお問合せは
058-246-9910
で受け付けております。
お問合せフォームは24時間受付をしておりますのでお気軽にお問合せください。
>> お問合せフォームはこちら