10分ほど経過すると冷えなくなるという症状です。
熱を持つとエアコンが効かないので温度に関する不具合を探っていきます。
車両データーを確認しましたが水温センサ、外気温センサとも正常でした。
エアコンが冷えなくなった時はコンプレッサーのマグネットクラッチがオフになるが電動ファンは作動したままです。
マグネットクラッチへの電圧は12Vでした。
原因はコンプレッサーのマグネットクラッチが電圧があるにもかかわらず入らないためにエアコンが冷えなくなったようです。
マグネットクラッチのエアギャップが広いように感じたため測定したら0.8mmでした。
基準値が0.3~0.5mmなので明らかに広すぎです。
エアギャップが広すぎたため低温時は問題なくても高温になった時にクラッチが入らなくなったようです。
コンプレッサー自体は正常に働いているためエアギャップを調整することにしました。
アーマチュアプレートを外し適度なシムを選んでギャップが正常値になるよう調整しました。
試運転で30分以上作動させても切れることはなかったため、修理完了となりました。
暑くなってエアコンのトラブルが多発する時期となりました。
コンプレッサー付近の上部を見るとターボチャージャーのエアバイパスバルブのホースが破損して外れておりました。
経年劣化で破損したようでついでにバルブとホースを交換しました。
以前から加速する時にシューという音がしてたらしく、このバルブの破損でエアが漏れていたようです。
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